透明?不透明?絵の具にそんな区別があったとは・・・。
(もちろんご存じの方ばかりだと思いますが)
私の小学校時代の図工では、まったくお目にかかれなかった画材でした。
パレットの上で絵の具を混ぜて色を作ったりするのはもちろん
画面上で重ね塗りをして、色をにじませたり、ぼかしたりして
さらに深みを増すこともできます。
絵の上手な人は、一見無造作に見えるような下塗りをしたり
ちょちょっと筆で色を置くように何度も色を重ねたり
まさに自由自在という印象を受けます。
私など基礎を学んでいない者でも、偶然に色が重なったところが「いい感じ」となって
その思いもよらぬ効果に、ひとりほくそ笑んだりすることもあったりして
まったく楽しいものです。
透明水彩をより効果的に使うために、次のようなことに気を付けています。
下絵を描くときには無駄な線を極力廃し
後で色を塗るときの邪魔にならないようにしています。
また、下絵は、なるべくシンプルにかつ正確に描きます。
特に花びらや葉の重なりの部分など複雑な部分は、適当にごまかしておくと
その後がたいへんです。
それから、いろいろな色を使うようにしています。
リンゴやみかんをただ赤や黄色だけで塗ると、とんでもない結果になりますよね。
技法がどうこうというより、気迫でモデルに迫っていく感じかな?
モデルを見つめ続けていくと、いろんな色が見えてきます。
それをつかめれば、とても満足な気持ちになります。
えっ、そんなこと常識ですって?!
ま、こんなレベルなのですが、・・・。
それでも、今までできなかったことができるという喜びは、何にも増して大きいのです。
E.H

秋の味覚を制作中の Oさん